もったいないブログ

古きよきものと新しき便利なものとの融合、時間を割いてでも読まないともったいない、そんなブログを目指します

和歌山県の観光スポット『熊野那智大社』


シェアする


フォローする


熊野那智大社の拝殿


 

 

はじめに

 

こんにちはscene(シーン)です✋

 

去年の夏に突然思いたって、大阪湾の海岸沿いをひたすら和歌山県東牟婁郡那智勝浦町まで行くバイクツーリングに出かけました。

 

その目的は?

 

一応目的はあります(笑)

 

▪️和歌山県の釣りポイントの写真を撮る事

 

▪️1度見たかった那智の滝を見る事

 

この2つの目的を達成する為に往復約540kmで最高気温30℃超えの弾丸ツーリングに挑んだワケです。

 

 

8月末の早朝、雲ひとつない夏空のもと、大阪の自宅を出発します。

 

最初のうちは気温も20℃台でカラッとした心地よい夏風を感じながらバイクを走らせます。

 

時間が経つにつれ、太陽の角度も日陰という逃げ場を奪うように登って行き、それにつられて気温もあっという間に30℃超え。

 

昼過ぎにはバイクの温度計の表示は40℃を超えていました。

 

すでに数カ所の釣りポイントの撮影を済ませていた僕の額には、止まる事のない汗が滴り落ちていました。

 

何度も貼り直した冷えピタはもうすでにその効力はなく、温湿布並に熱をおびてフニャフニャになり、首元や額にまとわりついて気持ち悪いのではがしてゴミ袋にホカシます。

 

さすがにこれ以上走ると熱中症になりそうなので、とある海岸沿いの並木道の木陰で涼むことにしました。

 

そこはマイナスイオンとさわやかな浜風が吹いてとても心地よい、至福の場所でした。

 

ガンガンに効いたクーラーもいいですが、自然の風もまたいいものです。

 

道半ばで少しくじけそうになっていた気持ちを奮い立たせてくれます。

 

それでも那智勝浦町までまだあと100km近くあります。

 

あまりゆっくりしていると日が暮れてしまうので、再びヘルメットをかぶりバイクのエンジンをかけて、更に気温の上昇した和歌山の国道を急ぎます。

 

途中何度か休憩を取りながら串本町のポイントを数カ所撮影して、今日のお宿に着いた頃には日が少し傾いて、夕方の4時を回っていました。

 

結局1日中炎天下の中で釣りのポイントを撮影していたわけで、宿に到着した時の体の脱力感と疲労感はハンパありませんでした。

 

チェックインの時、声枯れてましたし。

 

とにかく涼しい部屋の中で寝転がりたくて早々にチェックインを済ませ、和室のタタミの上で大の字になります。

 

あー気持ちいい!

 

最高です!

 

走っている時は気づきませんでしたが、寝そべっていると、何やら体があちらこちら痛い。

 

今日のお宿は太平洋が一望できる那智勝浦温泉なので、旅の疲れを癒すには絶好のシチュエーションです。

 

思いついたように起き上がって早々に温泉へ向かい、絶好のロケーションと良質な源泉に心も体もひたします。

 

こんな時、どこに行っても良質な温泉に入ることができる国に生まれて本当に良かったと心から感謝します。

 

そんな癒しの湯を堪能して、心も体もリフレッシュし、部屋に戻ってきます。

 

体が暖まり、少し眠気をもよおしていましたが、楽しみはこれからです。

 

夕食は無しの素泊まりで予約していましたので、近くのスーパーでビールと晩酌のアテを買ってきていました。

 

明日の準備や計画をしながらの夕食です。

 

皆さんもご存知のように、仕事じゃないですけど、汗をたっぷりかいたあとの夏のビールは何よりも最高です!

 

明日の事を考えてあまり調子にのって深酒しないよう自重しながら飲みますが疲れた体は正直で、深酒する前に眠気をもよおしてきます。

 

その日は自分がいつ寝たのか覚えてないぐらいに自然と眠りに落ちてしまいました。

 

早く眠りについたせいか夜中にふと目が覚めて、そう言えば明日の天気を見るのを忘れた事を思い出し、スマホのアプリで明日の那智勝浦町の天気を確認します。

 

すると、傘マークのアイコンが朝から晩までズラリと並んでいます。

 

今日は酷暑で明日は雨天とは?

 

どないやねん!

 

せっかく念願かなって、どうしても訪れたかった場所へ行くのに、雨は最悪です。

 

いやーな気分のまま再び眠りに落ちていきます。

 

そして朝起きて窓の外を眺めると曇天ですが運良く雨は降っていませんでした。

 

これも日頃の行いやと自画自賛しながら朝風呂に入り、出発の準備をし、宿をあとにします。

 

この後に水神さんと龍神さんの御利益をダブルで授かることも知らずに…。



熊野那智大社

 

今にも振り出しそうな曇天の中、世界遺産で熊野三山のひとつ熊野那智大社にやって来ました。

 

 

バイクで訪れた時の熊野那智大社に1番近い駐車場は上記の地図の場所になります。

 

那智の滝への駐車場はまた別の場所にあります。

 

駐車場代を節約するのであれば、どちらかにとめて徒歩でという方法もありますが、熊野那智大社青岸渡寺は山の上にありますし、那智の滝とは離れた所にありますのでかなり歩く事になります。

 

天候の良い日でしたら運動がてら歩くのですが、この日はあいにくの天気でしたので少し贅沢な選択をしました。

 

 

 

 

熊野那智大社への階段


駐車場から大社へ向かう階段です。

 

この階段を登って右手へ行った所に下記の写真の拝殿があります。

 

 

 

 

熊野那智大社の拝殿

 

こちらが拝殿になります。

 

よ~く見てください!

 

よく見なくてもわかりますね。(笑)

 

向かって右手の半パンで参拝してる方、傘さしてますよね。

 

そうです!

 

予報的中!

 

雨、降ってきました!

 

今日は予報どおり昨日とうってかわって雨模様です。

 

僕の旅には丁度良い気候設定は無いみたいです。(涙)

 

多少涼しくていいですけど。

 

せっかく景観の良い場所なのに綺麗な写真が撮りにくいです。

 

 

 

 

改装工事中の熊野那智大社


しかも改修工事中で拝殿以外の建造物はこんな感じでシートに覆われています。

 

とほほ…。

 

 

せっかく念願の場所へ訪れたので気を取り直して。

 

熊野那智大社はたくさんの神様が祀られていますが、主祭神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)です。

 

普段はこの奥の本殿を参拝する事はできないのですが、2019年は「御壮健1700年記念」という事で白玉石奉納をすると本殿を参拝できるという情報を後で知りました。

 

できればまたとない機会なのでぜひ参拝してみたかったです。

 

 

 

 

熊野那智大社の社務所


こちらは社務所(神社の事務棟)です。

 

高台にあるここからは那智の山々が見渡せます。

 

今日は残念ながら曇ってますけど。

 

 

 

 

熊野那智大社の斎館と秀衡桜


正面に見える建物は斎館で、神事にたずさわる人が事前に身を清める場所です。

 

向かって左手の桜の木が秀衡桜で、源義経の物語で有名な藤原秀衡が熊野詣の際に奉納したとされています。



その他に樹齢800年ともいわれる御神木の根本をくぐる、胎内くぐりといった無病息災を祈願するものもあるのですが、僕は閉所恐怖症なのでやりませんでした。(怖)

 

 

 

 

熊野那智大社と青岸渡寺をつなぐ門


この朱色の門をくぐるとその先は別の世界。

 

青岸渡寺という寺院です。

 

その話はまた次回、青岸渡寺編で。




まとめ

 

この度念願の熊野三山の一角に訪れて、こんな信心深くない僕でも、駐車場にバイクを止めて階段を登り鳥居をくぐった瞬間に自分を取り巻く空気の変化を感じました。

 

今までのしがらみを全てリセットして次に進む為の活力がみなぎってくるパワースポットとしてのポテンシャルの高さがこの場所にはあります。

 

あいにくの天気でしたが、何か世知辛い世の中を生きていく活力を与えてもらったようで、来て良かったです。

 

そして、再び訪れたい!

 

心からそう思いました。

 

それに後日談ですが、撮影した写真を眺めていると雨の中の神社や仏閣もそれはそれで、中々風流でいい感じやなぁと思うのは僕だけでしょうか?(笑)



この度もご覧頂きありがとうございました。

 

次回は和歌山県の観光スポット『青岸渡寺』をお送りします。

 

それではまた

 

 


 

積み重ねた本に後ろから淡い光があたってる

小説「慈愛のこころ」

 

少年編25

 

おぼろげに佐藤家の事情を理解していた隆司は、それでもはじめて耳にするような様子で春子の話を聞いた。

 

自分のような子供が踏み込んではいけない世界のような気がしたからだ。

 

春子の話がひと通り終わると、親子共々口をつぐんでしまった。

 

まるでお通夜の帰りみたいだ。

 

あと数分ほどで自宅に着くころになって、ようやく春子が沈黙に耐えかねて口を開いた。

 

「薫ちゃんと中々会えなくなるしさみしくなるねぇ?」

 

「まあでもずっと会えないわけじゃないし、引っ越すとこ決まったら一緒に遊びに行こっか?」

 

「うん…。あんなぁ、母ちゃんボクなぁ、かおちゃんから話聞いててん。」

 

隆司は佐藤家の事情を知っていた事を黙っているのが悪いと思ったわけではないが、なんとなくモヤモヤする感情を心の中にしまっておくのが苦しくなり、何もかも春子に話してしまおうと、薫から聞いたほとんど全部を打ち明けた。

 

ただひとつ薫に対しての特別な感情だけは秘密にしておいた。

 

春子は隆司の話を聞いて、両親の離婚の事やこれからの事全部を一身に背負っている薫の胸の内を思って切なくなり、なぜか我が子の頭をなでながら、

 

「父ちゃんと母ちゃんは大丈夫やで。」

 

と、優しい声で隆司に言い聞かせる。

 

隆司はそんな母親の少しさみしそうな笑顔を見つめながら無言でうなづき、そっと春子の手を握る。



つづく

 

*この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

 

机の上にデスクトップパソコンと小説と飲みかけのコーヒーカップが置かれている